2025年本屋大賞は『カフネ』!書店員が選んだ“いちばん売りたい本”に心ふるえる

こんにちは。ミサゴパパです。

2025年本屋大賞は『カフネ』に決定!

本日4月9日、明治記念館にて「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2025年本屋大賞」の発表会が行われ、見事大賞に輝いたのは、阿部暁子さんの『カフネ』(講談社)でした。

本屋大賞は、全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を自らの手で選び、読者に届けようとする情熱のこもった賞。一次投票には全国488書店から書店員652人、そして最終選考となる二次投票には336書店・441人もの書店員が参加しました。

候補作すべてを読んだ上で、それぞれの書店員が「ベスト3」を選び、その理由を添えて投票するという徹底ぶり。まさに読書のプロたちが選び抜いた1冊です。

『カフネ』とは——

ポルトガル語で「恋人同士が髪を撫でるしぐさ」を意味する「カフネ」。この言葉をタイトルに冠した本作は、阿部暁子さんによる繊細で温かく、そして深い人間ドラマが描かれた一冊です。

登場人物たちの心のひだを丁寧にすくい上げる筆致、読後に胸を満たす余韻の深さは、多くの書店員の心をつかみました。「これはぜひ、たくさんの人に読んでほしい」と、全国の現場からの強い推薦があってこその受賞です。

本屋大賞が教えてくれる「本と人をつなぐ力」

本屋大賞は、単なるランキングではありません。本好きの書店員たちが、「この本を手渡したい」という思いを込めて選ぶ賞です。その言葉には、ネットのレビューでは伝わりにくい“人の温度”があります。

『カフネ』をまだ読んでいない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。誰かの心をそっと撫でるような優しさと、強さを感じられる物語が、きっとあなたの読書体験を豊かにしてくれるはずです。


💬みなさんは、2025年本屋大賞に選ばれた『カフネ』を読まれましたか?
感想やお気に入りの一節など、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

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