こんにちは。ミサゴパパです。
2024年のパリオリンピックで行われた体操男子個人総合決勝は、まさに手に汗握るドラマの連続でした。大会6日目、日本時間の1日、ベルシー・アリーナで行われたこの競技では、多くの感動と驚きが生まれました。今回は、その熱戦の模様と感想をお伝えします。
金メダルを掴んだ岡選手の快挙
予選2位で通過した岡慎之助選手は、初出場にもかかわらず見事に金メダルを獲得しました。6種目すべてで安定した演技を見せ、大きなミスなく競技を通しきったことが勝利の鍵となりました。
岡選手の演技は、最初のゆかから始まりました。最初の伸身月面宙返りを1歩に抑え、旋回技や『マンナ~伸肘倒立』で会場を沸かせました。その後のあん馬ではF難度の『ブスナリ』を決め、力強い開脚旋回で観客を魅了。つり輪でも力技を見事に決め、最終的には13.866の高得点を叩き出しました。
跳馬ではDスコア5.2の『ドリックス』を完璧に着地し、平行棒ではE難度の技を駆使して15.100をマーク。最後の鉄棒では離れ技を成功させ、柔軟性を生かした演技で14.500を記録。6種目を終えた時点で86.832の得点を挙げ、暫定首位に立ちました。
惜しくも6位に終わった橋本大輝選手
一方、連覇を目指していた橋本大輝選手は、あん馬での落下が響き6位に終わりました。初めての種目であるゆかでは、G難度の『リ・ジョンソン』を小さく2歩動いたものの、続く技をピタリと決め、14.633をマークしました。しかし、あん馬での『リーニン』での落下が痛手となり、12.966と大きく失速。
その後のつり輪、跳馬、平行棒、鉄棒では健闘しましたが、つり輪での想定の難度認定がされず13.400と伸び悩みました。跳馬では14.766の高得点を記録し、平行棒でも危なげない演技を見せましたが、最後の鉄棒でのミスが響き、最終的に6位となりました。
ライバルたちの戦い
また、予選1位で通過した中国の張博恒選手も注目されましたが、初種目のゆかでのミスが響き、最終的に岡選手に0.233差で敗れました。張選手は跳馬や平行棒で高得点を記録し、最後の鉄棒でも離れ技を成功させましたが、C難度『ケステ』でのミスが響きました。
日本の体操史に新たな1ページ
この結果、日本はロンドン五輪の内村航平選手から続く、リオ五輪、東京五輪、そしてパリ五輪と、4大会連続で男子個人総合の金メダルを獲得することとなりました。岡選手の金メダルは、日本の体操界に新たな1ページを刻みました。
パリオリンピック2024の体操男子個人総合決勝は、多くの感動と興奮をもたらしました。選手たちの努力と情熱が結実した瞬間に立ち会えたことは、観客にとっても忘れられない経験となったことでしょう。これからも日本の体操選手たちの活躍に期待し、応援していきたいと思います。
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