
こんにちは。ミサゴパパです。
最近、「ユマニチュード」という言葉を知りました。
最初は難しいフランス語かと思ったのですが、調べてみると認知症ケアの現場で生まれた、とても温かい考え方でした。
ユマニチュードとは、「人間らしさを取り戻す」という意味を持つ造語。
「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの柱を通して、認知症の方や介護を受ける人との関係を築いていくケア技法です。
正直なところ、最初は「また新しい介護用語かな」と思いました。
でも知れば知るほど、これは介護だけの話ではなく、人と人との関わり方そのものなのだと感じています。
「お世話」ではなく「関係をつくる」
ユマニチュードでは、いきなり体に触れません。
まず相手の目を見て、優しく声をかけ、安心してもらってから触れる。
当たり前のようですが、忙しい毎日の中では意外と忘れてしまうことかもしれません。
私自身、親と話すときにスマホを見ながら返事をしてしまったり、「早くしてよ」と急かしてしまったりすることがあります。
年齢を重ねると動作は遅くなります。
同じ話を何度もすることもあります。
そんな時、こちらはつい「またか」と思ってしまう。
でもユマニチュードは、「その人にはその人の時間がある」と教えてくれるような気がしました。
いつか介護する側になるかもしれない
親も年を取りました。
自分自身も確実に年を重ねています。
認知症や介護は、もはや他人事ではありません。
もし親が認知症になったら。
もし自分が介護される側になったら。
その時、「効率よく世話をされる」のと、「人として尊重される」のでは、きっと心の感じ方は全然違うのでしょう。
人は最後まで人間です。
病気になっても。
記憶が曖昧になっても。
できないことが増えても。
ユマニチュードは、その当たり前のことを改めて思い出させてくれます。
映画『急に具合が悪くなる』にも注目

このユマニチュードをテーマの核に据えた濱口竜介監督の映画『急に具合が悪くなる』が話題になっています。
第79回カンヌ国際映画祭では、岡本多緒さんが最優秀女優賞を受賞したことでも大きな注目を集めました。
映画という形で介護や人間の尊厳が描かれることには、大きな意味があると思います。
介護は決して特別な人だけの問題ではありません。
誰もが家族であり、誰かの子どもであり、いつか年老いていく存在です。
そう考えると、この作品は介護映画というより、「人間とは何か」を問いかける作品なのかもしれません。
ミサゴパパが思うこと
最近はAIやテクノロジーの話題も多く、効率や便利さばかりが求められる時代です。
もちろん便利になることは素晴らしい。
私もAIを使い、ブログを書き、情報を集めています。
でも最後に人を救うのは、誰かの目線であり、声であり、ぬくもりなのかもしれません。
ユマニチュードが教えてくれるのは、特別な介護技術ではなく、「あなたをちゃんと見ていますよ」というメッセージ。
それは認知症ケアだけではなく、夫婦でも、親子でも、友人でも同じなのだと思います。
歳を重ねても、人として尊重されたい。
そして、自分も誰かを尊重できる人でありたい。
そんなことを考えさせてくれた「ユマニチュード」という言葉でした。
まとめ
- ユマニチュードはフランス生まれの認知症ケア技法
- 「見る・話す・触れる・立つ」の4つを重視
- 人間の尊厳を守るケアとして世界的に注目
- 映画『急に具合が悪くなる』でも大きなテーマに
- 介護だけでなく、すべての人間関係に通じる考え方
年齢を重ねることは避けられません。
だからこそ、最後まで「人間らしく生きる」とは何か。
ユマニチュードは、その答えを静かに教えてくれている気がします。




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