
こんにちは。ミサゴパパです。
上野・新御徒町に“ちょっと不思議な名物”がある町中華をご存じでしょうか?
都営大江戸線・新御徒町駅から歩いて5分ほど、台東区小島にあるその名も「幸楽」さん。
ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』でおなじみの店名ですが、もちろんえなりかずきも角野卓三もいません!
でもここには、テレビに出なくても話題になってしまう、強烈な個性を放つメニューがあるんです。
それが――ナシゴレン!
そう、インドネシアのスパイシーな炒めご飯「ナシゴレン」が、なぜか町中華の名物になってしまったという異色のお店なのです。
名物は「半ナシ」!常連が頼むのはラーメンとの最強セット
店内に入り、迷わず「半ナシで!」と注文。
これは「半ナシゴレンとラーメンのセット」の略。
町中華定番の「半チャーハンとラーメン」じゃなくて、「半ナシゴレン」ってあたりがもう、ただ者じゃありません。
厨房では、御年75歳の店主・小林賢吉さんがテキパキと調理。
この手際の良さがまた名物で、常連さんが「半ナシで」と入店して着席する頃には、もう料理が出てくるレベルのスピード感です。
ナシゴレンなのに、どこか懐かしい“町中華の味”

出てきた半ナシは、赤みがかったチャーハン風。
一見すると中華風の炒飯に見えますが、食べてみるとピリッと辛くて、甘辛いような…ちょっと説明の難しいけどクセになる味!
この秘密は、小林さんが独自にブレンドした“赤い自家製ソース”。
中身は企業秘密とのことですが、このソースが入ることで、ナシゴレンにしか出せない風味になるんですね。
ラーメンとの相性も意外なほど抜群。
あっさりとしたスープが、ピリ辛のナシゴレンをちょうどいいバランスで受け止めてくれます。
B級グルメ好きなら一度は訪れるべし!
ナシゴレンというインドネシアの料理が、町中華で日本人の舌に合わせて進化した、奇跡のローカルフード。
上野・新御徒町の「幸楽」さんは、そんなちょっと不思議で、でも心温まる一皿に出会えるお店でした。
興味のある方は、ぜひ「半ナシ」から挑戦してみてください!
「幸楽」は、どこか昭和の空気が残る心地よい町中華

店内はまさに“昔ながらの中華屋さん”。
カウンター席にテーブル席、壁に貼られたメニュー短冊。どこか懐かしい雰囲気に包まれていて、ほっと落ち着きます。
ふと壁を見ると、いくつかのテレビ番組や雑誌に紹介された時の切り抜きが貼られていました。
やっぱり話題になってるんですね、ナシゴレン。
でも、小林さんはとても控えめで、あくまで「普通の中華屋ですから」と笑顔でおっしゃいます。
その姿がまた素敵で、思わず「また来ます」と言いたくなるような、あたたかさがあるんです。
「豆腐丼」はまさに隠れ名物。これを知らずに帰るのはもったいない!

さて、今回どうしても紹介したかったもうひとつのメニューがこちら――豆腐丼。
その名の通り、ご飯の上にたっぷりの豆腐が乗っている丼もの。
ですが、ただの豆腐ではありません。
中華風のあんがかかっていて、これがもう絶妙。
とろみのあるあんがご飯にしみ込み、ふんわりとした豆腐と絡んで、口の中が至福で満たされます。
見た目は地味かもしれません。でも、食べてみると「こんな丼があったのか!」と驚くこと間違いなし。
ナシゴレンが表の顔だとしたら、豆腐丼は“裏名物”。
まさに常連さんしか知らない、知る人ぞ知る一品です。
最後に:この“町中華×異国グルメ”体験、クセになる!
町中華でナシゴレン? 豆腐丼? ちょっと不思議な組み合わせかもしれません。
でも、それこそが「幸楽」さんの魅力。
ジャンルにとらわれない自由さと、地元に根付いた温かさが、ここにはあります。
料理の味はもちろん、店主・小林さんの優しい人柄にも癒される、そんな素敵なお店でした。
上野・御徒町エリアでちょっと面白いグルメ体験をしてみたい方には、心からおすすめです。
ぜひ、「半ナシ」と「豆腐丼」、お試しあれ!



コメント