「働き手」として迎えた人たちを、老後にどうするのか――外国人高齢者困窮問題を考える

こんにちはミサゴパパです。

最近、かなり考えさせられるニュースを目にしました。

長年日本で働いてきた外国人労働者が、高齢になり「仕事がない」「年金がない」という状況に直面し、生活困窮している――そんな現実を追った報道です。

舞台となったのは群馬県大泉町。人口の約2割が外国人という、多文化共生の町です。1990年代、日本の深刻な人手不足を背景に、多くの日系ブラジル人や日系ペルー人が工場労働の担い手として来日しました。

彼らは日本社会を支える一員として、製造現場などで長年働いてきました。しかし今、高齢化とともに別の問題が浮き彫りになっています。

「日本で働いてきたのに老後がない」という現実

記事では、70代後半の日系ブラジル人夫婦が紹介されていました。

年金はほとんどない。理由は加入してこなかったから。

「制度が難しくて分からなかった」
「日本語ができず理解できなかった」

そんな声が紹介されています。

ここで多くの人が思うでしょう。

「いや、それは自己責任では?」

たしかに、その見方もあります。

日本人だって年金を払わなければ老後は苦しくなる。制度を理解しないまま放置していた責任はあるだろう――そう考える人も少なくないはずです。

実際、私も最初はそう感じました。

ただ、ここで少し立ち止まって考えたいんです。

日本は“労働力”として迎えてきた側でもある

1990年代、日本は人手不足に直面し、日系外国人に門戸を開きました。

工場では通訳がいて、日本語を覚えなくても働ける環境がありました。

つまり当時の日本社会は、ある意味で「働いてくれればよい」という仕組みを作っていたとも言えます。

「数年働いて帰国する出稼ぎ労働者」

そういう前提だったため、本人たちも長期的な年金設計や老後を深く考えなかった。

でも現実には、多くの人が日本に定住し、子どもを育て、数十年をここで暮らした。

そして気づけば高齢者になっていた。

これは単なる個人の問題だけではなく、制度設計の問題でもあるように思えます。

では、日本の税金で支えるべきなのか?

ここが最も難しい論点です。

日本人高齢者でも生活は厳しい。

年金だけでは暮らせない人も多い。

そんな中で、

「なぜ外国人を支援するのか」
「自国民が先では?」

という声が出るのも自然です。

一方で、

「日本社会を支えてきた労働者なのだから最低限の支援は必要ではないか」

という考え方もあります。

しかも現実問題として、困窮した高齢者を放置すれば、医療や福祉、地域社会の負担は別の形で増える可能性があります。

感情論ではなく、“社会コスト”の問題でもあるわけです。

「自己責任」で片づけられるのか

個人的に一番引っかかったのはここでした。

もちろん、制度を理解しなかった責任はある。

ただ、高齢になってから日本語を学び直し、複雑な行政制度を理解し、手続きをする――それは現実的にかなり難しい。

しかも来日時代背景として、「出稼ぎ前提」で迎えられていた側面もある。

となると、

「全部あなたの責任です」

だけで終わらせるのも少し違う気がします。

逆に、無条件で税金投入すれば納得しない人も出る。

だからこそ、この問題は“白か黒か”ではないのでしょう。

ミサゴパパが感じたこと

このニュースを読んで思ったのは、

「外国人問題」ではなく、“老後のセーフティーネット問題”なのかもしれない、ということです。

相手が外国人だから感情的になりやすい。

でも、もし長年同じ職場で働いてきた人が、70代になって突然困窮したら――。

私たちはどう考えるべきなのか。

日本は「働き手」として迎えた人たちに、どこまで責任を持つべきなのか。

そして、支援と公平性の線引きをどうするのか。

簡単に答えは出ません。

でも、感情的な“外国人賛成/反対”で終わらせず、一人ひとりが考える必要のあるテーマなのではないでしょうか。

みなさんは、この問題をどう考えますか?

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