二の午に思う、静かな祈りの時間――忙しい毎日の中で立ち止まるということ

こんにちは。ミサゴパパです。

二月も半ば。寒さの底が少しずつ緩み始める頃になると、「二の午(にのうま)」という言葉を思い出します。

二の午とは、二月で二番目に巡ってくる「午(うま)」の日のこと。最初の午の日を「初午(はつうま)」と呼び、それに続く大切な日です。どちらも、稲荷神社の縁日として知られています。

稲荷信仰のはじまりに思いを馳せる

その由来は、奈良時代にさかのぼります。和銅4年(711年)二月の初午の日に、京都の
伏見稲荷大社
に稲荷大神が降臨されたと伝えられています。

それ以来、二月の午の日は稲荷信仰の大切な節目となり、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈る日として受け継がれてきました。

私たちサラリーマン世代にとっても、「商売繁盛」や「家内安全」は決して他人事ではありません。むしろ、毎日の生活そのものです。

2026年の二の午

ちなみに、2026年の初午は2月1日、そして二の午は2月13日です。

平日ですから、仕事に追われる一日になる方も多いでしょう。私もきっと、朝からバタバタしていると思います。

それでも、ふとした帰り道、近所の小さな稲荷神社に立ち寄る――そんな時間を持てたら素敵だなと感じます。

東京では、歌舞伎座 に祀られているお稲荷様でも「二の午祭」が行われることがあります。大きな神社だけでなく、街角の小さな祠にも、長く続く信仰が息づいているのが日本らしいところですね。

派手ではないけれど、大切な日

初午に比べると、二の午はどこか控えめな存在です。ニュースになることも少なく、賑やかな行列があるわけでもない。

でも私は、そんな「二番目」の日が好きです。

ゴルフでもそうですが、派手なナイスショットよりも、地味に刻んだ一打がスコアをまとめることがあります。人生も同じで、静かに積み重ねる日々が、あとから振り返ると一番大事だったりします。

二の午は、そんな日なのかもしれません。

家族の顔を思い浮かべながら

神社で手を合わせるとき、私が願うのは特別な成功ではありません。

家族が元気であること。
子どもたちがそれぞれの道を歩めること。
愛犬ジェシーが今日も元気に散歩できること。

そして、自分自身もまた、真面目に働き続けられること。

稲荷信仰はもともと五穀豊穣を願う農耕の祈りですが、現代に生きる私たちにとっては、「日々の暮らしが続くこと」そのものが実りなのだと思います。

忙しいからこそ、立ち止まる

サラリーマン生活も長くなると、時間が過ぎるのが本当に早い。一月は行ってしまう、二月は逃げてしまう――まさにその通りです。

だからこそ、二の午のような節目の日に、ほんの数分でも立ち止まる。

深呼吸をして、これまでを振り返り、これからを思う。

それだけで、気持ちが少し整います。

二の午は「補いの日」

初午に参拝できなかった人が、二の午にお参りすることも多いそうです。

私はこれを、「補いの日」だと勝手に思っています。

完璧でなくていい。
間に合わなくても、やり直せる。
もう一度、願い直せる。

そんな余白を、日本の暦はちゃんと用意してくれているのです。


二の午は、派手さはありません。でも、静かな祈りの時間を思い出させてくれる、大切な一日です。

今年の二の午、皆さんはどんな願いを胸にしますか。

忙しい毎日の中で、ほんの少しだけ立ち止まる。

それだけで、春はきっと、やわらかく迎えられる気がしています。

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