「雷が落ちた」あの日から7年――りくりゅう大逆転金メダルに学ぶ“信頼”の物語|ミラノ・コルティナ五輪

こんにちは。ミサゴパパです。

朝から胸が熱くなりっぱなしです。
ミラノ・コルティナオリンピック フィギュアスケート・ペア。

“りくりゅう”こと
三浦璃来/木原龍一 組が、SP5位からの大逆転で金メダル。しかもフリー158.13点の世界歴代最高。合計231.24点。

数字だけでも凄い。
でも、今回の金メダルは「点数」以上に心を打つ物語がありました。


「雷が落ちた」出会い

2人の出会いは2019年7月。
名古屋でのトライアウト。

木原選手が三浦選手をツイストリフトで投げた瞬間、
「雷が落ちた」と感じたという。

ここまで相性が合うのか、と。

三浦選手も「こんなに空中時間が長いなんて」と衝撃を受けた。

ペア競技には“化学変化”がある――。
その原点が、あの日だったわけです。

辞めようとしていた木原選手。
そこに声をかけた三浦選手。

「この出会いがなかったら、五輪に2回も出られなかった」

金メダルの裏にあるのは、奇跡のようでいて、誰かの勇気ある一歩なんですね。


SP失意の夜「全部終わった」

ショートでのミス。
6.9点差の5位。

木原選手は「ずっと泣いていた」と語ります。
「もう全部終わった」と思った。

その時、三浦選手がかけた言葉。

「璃来が龍一くんのために滑るね」

いつも引っ張ってくれるパートナーが泣いている。
だから今度は自分が引っ張る。

これ、胸に刺さりました。

夫婦でも、仕事のチームでも、
ずっと同じ強さでいられる人なんていない。

立場は入れ替わる。
支える側と支えられる側は、時に逆転する。

4年前は木原選手が引っ張る立場。
今回は三浦選手が引っ張った。

これぞ“信頼”。


世界最高得点のフリー

そして迎えたフリー。

圧巻の3回転ツイスト。
完璧なリフト。
スロー3回転ルッツ、ループ。

リンクを包む静寂。
演技が終わった瞬間の大歓声。

158.13点。世界歴代最高。

これまでの最高記録を持っていた
アナスタシア・ミーシナ/アレクサンドル・ガリアモフ 組の記録を更新。

SP首位との6.9点差逆転は、現行採点方式になってから最大。

日本ペア史上初の金メダル。

観客席で見守っていた
坂本花織 選手も涙。

木原選手は号泣。
三浦選手は呆然。

そして抱き合う2人。

あれはもう、スポーツを超えた瞬間でした。


7年の積み重ね

結成から7年。

GPファイナル優勝。
四大陸制覇。
世界選手権金。

そして五輪金。

でも彼らは言います。

「ペアという種目をもっと知ってほしい」

自分たちの結果が、日本のペアの未来につながる――。

50代のサラリーマンとして、この言葉は重い。

自分の仕事も、きっと誰かの未来につながっている。
子どもたちの姿も、誰かに勇気を与えるかもしれない。


パパ目線で思うこと

粒あん派か、こしあん派か。
コーヒーに砂糖を入れるか入れないか。
ゲームでは勝たせてあげる優しさ。

氷を降りれば普通の2人。
でもリンクに立てば120%の信頼。

これが最強のチームなんだと思います。

失敗の翌日、世界最高を出す。
泣いている相手に「私が滑るね」と言える。

これって、人生の理想形じゃないですか。

我が家でも、いつか子どもたちが壁にぶつかった時、
今日のりくりゅうの話をしたい。

「全部終わったと思っても、終わってない。」

奇跡は、出会いと信頼と、諦めない心から生まれる。

りくりゅう、本当におめでとう。
そして、ありがとう。

今夜は静かに、でも誇らしく乾杯します。🥇

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