「3度目の正直」でつかんだ頂点――戸塚優斗、涙の金メダルが教えてくれた“あきらめない力”【ミラノ・コルティナ五輪】

こんにちは。ミサゴパパです。

ミラノ・コルティナ冬季五輪第8日。イタリア・リビーニョの白銀のハーフパイプで、日本中が息をのんだ瞬間がありました。
スノーボード男子ハーフパイプ決勝――主役は、戸塚優斗選手(24)。

3大会連続出場。過去2度の五輪では悔し涙を流してきた男が、ついに頂点へと駆け上がりました。


■ 「この重さ以上のものが詰まっている」

決勝2回目。
トリプルコーク1440を2連続で成功させる圧巻のラン。
電光掲示板に表示された「95.00」の数字。

その瞬間、金メダルがぐっと現実味を帯びました。

表彰台の中央で、戸塚選手は涙をこらえきれませんでした。
そして、こう語ります。

「ピカピカだし重いし、この重さ以上のものが詰まってる」

なんていい言葉でしょう。
メダルの“物理的な重さ”ではなく、そこに積み重なった時間や苦悩、支えてくれた人たちの存在を感じているからこそ出てくる言葉です。


■ 五輪は、彼にとって苦い舞台だった

2018年平昌五輪は決勝で激しく転倒し11位。
2022年北京五輪も10位。

世界選手権王者でありながら、五輪では結果が出ない。
4年に一度の大舞台が、ことごとく壁になって立ちはだかる。

想像を絶するプレッシャーの中で、
「何度も辞めようと思った」と本人は振り返っています。

それでもやめなかった。
それでも滑り続けた。

私はここに、今回の金メダルの本質があると思うのです。


■ 金ネイルに込めた覚悟

決勝前日、戸塚選手はゴールドのネイルを施していました。
願掛けなのか、自分への宣言なのか。

「このメダルと合ってるんじゃないですかね」

はにかみながら語る姿は、どこか少年のようでした。
でも、その内側には揺るがない覚悟があったはずです。

結果を出せなかった過去。
期待と重圧。
自分自身との葛藤。

それらを全部抱えた上で、なお攻め切った2本目。
守りではなく、挑戦を選んだことが金につながったのでしょう。


■ 日本男子ハーフパイプの誇り

前回北京大会では平野歩夢選手が金メダルを獲得。
これで日本は2大会連続の頂点です。

世界のハーフパイプの中心に、日本がいる。
そう言っても過言ではありません。

ですが今回、私の心に一番残ったのは“国の誇り”よりも、“一人の青年の物語”でした。


■ あきらめなかった人だけが見る景色

50代の私から見れば、24歳はまだ若い。
でも、彼にとっては6年、8年という歳月はとてつもなく長かったはずです。

結果が出ない日々。
周囲の期待。
自分への疑問。

それでも続けるというのは、本当に強い。

家庭を持ち、仕事をし、日々の小さな挑戦を積み重ねる身として思うのは――
大きな成功は、派手な瞬間ではなく、やめなかった日々の総量で決まるのだということ。

戸塚選手の涙は、勝者の涙であると同時に、
「続けた人の涙」でした。


■ 金メダルの本当の重さ

「この重さ以上のものが詰まっている」

あの言葉は、スポーツに限らず、人生にも当てはまります。

私たちの“金メダル”は何でしょうか。
仕事の達成かもしれない。
子どもの成長かもしれない。
小さな目標の達成かもしれない。

その一つひとつに、
見えない重みが確かに詰まっている。

白銀の舞台で輝いた金メダルは、
ただの栄光ではなく、「時間と努力の結晶」でした。

戸塚優斗選手、本当におめでとうございます。
あなたの涙は、多くの人に勇気を与えました。

そして私もまた、
今日の自分の“滑り”を、あきらめずに続けていこうと思います。

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