
こんにちは。ミサゴパパです。
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日 東京・大手町~神奈川・芦ノ湖 107.5キロ)
お正月の風物詩、箱根駅伝。
今年の往路を語るうえで、どうしても外せない名前があります。
青山学院大学・黒田朝日選手。
結論から言えば、あの5区の走りは「すごい」を通り越していました。
まさに異次元。
そして私は、素直にこう思いました。
――新しい山の神が生まれた瞬間だと。
重圧しかない5区で、空気を変えた男
箱根駅伝5区といえば、言わずと知れた“山登り”。
距離、標高差、気象条件、そして何より精神的プレッシャー。
過去に名だたる名ランナーたちが、ここで伝説を作ってきました。
今年の青山学院大は、決して楽な展開ではありませんでした。
前を行く大学との差は小さくない。
普通なら「追う側」の苦しさが前面に出てもおかしくない状況です。
ところが黒田選手は、そんな流れをまるで意に介さないかのように、
淡々と、しかし力強く山を駆け上がっていきました。
「速い」では片づけられない違和感
テレビ越しに見ていて、途中から不思議な感覚に襲われました。
「あれ? まだ余裕があるぞ…?」
フォームは崩れず、呼吸も乱れない。
他校のランナーが苦悶の表情を浮かべるなか、黒田選手だけが別の競技をしているように見えたのです。
結果は、大逆転。
青山学院大は往路優勝、しかも3年連続8度目。
ですが、数字以上に印象に残ったのは、
「山を制圧する」という言葉が、これほどしっくり来る走りがあっただろうか、という点でした。
新山の神、という言葉に異論はない
「山の神」という称号は、軽々しく使われるべきではありません。
それでも今年に限っては、私はためらいなく言えます。
黒田朝日選手は、新・山の神だ。
それは区間記録がどうこうという話だけではなく、
・流れを一気に引き寄せたこと
・チームに「勝てる」という確信を与えたこと
・見る者の記憶に深く刻まれたこと
これらすべてを含めての評価です。
箱根駅伝は、やっぱりドラマだ
毎年思うことですが、箱根駅伝は単なる長距離レースではありません。
一人の走りが、チームの運命を変え、
一つの区間が、歴史として語り継がれる。
黒田朝日選手の走りは、
今年の箱根駅伝を「語られる大会」に押し上げました。
復路、そして総合優勝へ。
この往路のドラマが、どんな結末につながるのか。
期待せずにはいられません。
今年の箱根は、間違いなく
「黒田朝日の箱根」として、長く記憶されるはずです。

背中で語るエースという存在
私がもう一つ強く感じたのは、黒田朝日選手の「エース像」です。
声高にガッツポーズをするわけでもなく、
派手なパフォーマンスを見せるわけでもない。
それでも、その背中は雄弁でした。
「任せておけ」
「ここは自分の仕事だ」
そう語っているように見えたのです。
チーム競技において、こういう存在が一人いるかどうかは本当に大きい。
言葉ではなく、結果で、走りで示す。
それが青山学院大の強さの源なのだと、改めて感じました。
原監督の“山への信頼”が実を結んだ
そして忘れてはならないのが、原晋監督の采配です。
5区に黒田選手を据えた決断。
それは「勝負に出た」というよりも、
“絶対的な信頼を置いていた”という表現の方がしっくりきます。
山は計算できない。
天候、体調、当日のコンディションで結果が大きく左右される。
それでも黒田選手なら――。
その信頼に、黒田選手は100%以上の形で応えました。
監督と選手、その関係性の強さもまた、青学大らしさなのだと思います。
観る側の記憶に残る「名シーン」
箱根駅伝には、毎年必ず“名シーン”が生まれます。
今年は間違いなく、
5区・黒田朝日、独走の山登りがそれでしょう。
数年後、箱根を語るとき、
「あの年の5区、覚えてる?」
そんな会話が、きっと交わされるはずです。
記録はやがて塗り替えられるかもしれません。
でも、記憶は残る。
そして箱根駅伝という大会は、
そうした記憶の積み重ねでできているのだと思います。
正月に見た“希望の走り”
新しい年の始まりに、
あれほど清々しい走りを見せてくれた黒田選手。
年齢も、立場も違いますが、
同じ時代を生きる一人として、
「自分も、もう一歩前へ進もう」
そんな気持ちにさせられました。
箱根駅伝が、ただのスポーツイベントを超えて、
人の心を動かす理由。
その答えが、今年の5区には詰まっていた気がします。
【第102回 東京箱根間往復大学駅伝競走・往路順位】
優勝:青山学院大学
2位:早稲田大学
3位:中央大学
4位:國學院大學
5位:城西大学
6位:順天堂大学
7位:駒澤大学
8位:創価大学
9位:日本大学
10位:東海大学
11位:中央学院大学
12位:山梨学院大学
13位:東京農業大学
14位:神奈川大学
15位:東洋大学
16位:日本体育大学
17位:帝京大学
18位:大東文化大学
19位:東京国際大学
20位:立教大学
※関東学生連合はオープン参加のため順位対象外




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