一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭

新年明けましておめでとうございます。ミサゴパパです。

皆さんは初夢はご覧になりましたか?

昔から縁起のいい初夢の代表として 一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)と言われておりますが、その後にも続きがあるようです。

それは、四扇五煙草六座頭(しせんごたばころくざとう)というらしいです。

「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭」江戸時代のことわざで、初夢に見ると縁起のよいものの順です。

「富士」は、日本一の山、「鷹」は百鳥の王であり、威厳があるとされます。

「茄子」は、「生す」「成す」で物事の生成発展するさまを表現しています。また、徳川将軍家と関連づけられることもあります。静岡県が駿河の国であることから、富士は言わずと知れた存在であり、鷹は富士のすそ野で行われた鷹狩りの歴史を持っています。

茄子については、初茄子という江戸っ子が珍重した初物があったことから、毎年4月には駿河から初茄子が将軍家に献上されたとされています。初物を食べると寿命が伸びるという迷信があるため、初鰹と共に初茄子も人気が高かったのです。

「扇・煙草・座頭」についてもう少し説明しましょう。「扇」は単なる涼をとるためだけではなく、祭りや舞踊の小道具としても使われます。

「煙草」は、祭りや祝い事など、人々が集まる席には欠かせない存在で、酒と一緒に楽しまれます。また、座の雰囲気を和やかにしたり、盛り上げたりするためにも利用されます。駿河に関連していえば、「遠州葉」という葉たばこが地元の名産品でした。森石松も、刻みたばこを愛煙していたと言われています。

「座頭」は、剃髪した盲人で、琵琶法師の座に所属していました。中世には、琵琶法師自身の通称として使われ、近世には、琵琶や三味線を弾きながら歌や物語を語り、按摩や鍼治療、金融業なども営んでいました。

そこで、これらの項目に共通するキーワードは「祝い」と「めでたさ」であることが明らかになります。このことが縁起の良い理由となっており、富士、鷹、茄子に続く理由の一つとされています。

皆さんもいい夢が見られたら良いですね。

今年も宜しくお願いします。

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