
こんにちは。ミサゴパパです。
先日、家族で上野の国立科学博物館で開催されている「大絶滅展」に行ってきました。
以前から気になっていた展覧会でしたが、実際に足を運んでみると、想像以上にスケールが大きく、そして深く、胸に残る内容でした。
■「大絶滅」という言葉の重み
「大絶滅」と聞くと、恐竜が絶滅したあの有名な出来事を思い浮かべる方が多いと思います。私自身もそうでした。
しかし、この展覧会で語られていたのは、それだけではありません。地球の長い歴史の中で、生物の大半が一気に姿を消した“ビッグファイブ”と呼ばれる5回の大量絶滅。
展示を見ながら、「生命は連続して繁栄してきたわけではない」という事実を、改めて突きつけられた気がします。
■圧倒的なスケールで体感する地球史

会場に入ってまず印象に残ったのは、地球規模で起こった変動を映像と音で体感できる演出でした。
火山活動、気候変動、海の環境変化、そして隕石衝突――。
教科書で読んだことのある出来事が、「数字」や「年表」ではなく、体感として迫ってくる感覚があります。
子どもたちも最初は「恐竜いるかな?」という軽い気持ちでしたが、展示が進むにつれて真剣な表情になり、
「なんでこんなにたくさん死んじゃったの?」
「生き残った生き物はどうなったの?」
と、次々に質問が出てきました。
■絶滅は“終わり”ではなく“始まり”だった
この展覧会で、私が一番心に残ったのは、
「絶滅は、生命の終焉ではなく、次の進化の始まりだった」
というメッセージです。
たとえば、恐竜が絶滅したあと、哺乳類が台頭し、やがて人類が誕生しました。
もしあの大絶滅がなければ、今の私たちは存在していなかったかもしれません。
失われた命の数は計り知れませんが、その一方で、環境が一変したことで、新たな生命がチャンスを得た。
この「破壊と再生」の繰り返しが、地球の歴史そのものなのだと感じました。
■大人こそ考えさせられる展示
正直なところ、子ども向けの科学展かな、という先入観が少しありました。
しかし実際には、大人のほうが考えさせられる展示だったかもしれません。
気候変動、環境破壊、生物多様性の喪失――。
展示の最後に近づくにつれ、「もしかすると、今は“第6の大絶滅”の入り口なのではないか」という問いが、静かに投げかけられます。
誰かを責めるわけでもなく、答えを押し付けるわけでもない。
ただ、「私たちは、今どんな時代を生きているのか」を考えるきっかけを与えてくれる構成でした。
■家族で行ってよかった理由

展示を見終えたあと、帰り道で家族それぞれが感じたことを話しました。
「怖かったけど面白かった」
「生き物ってすごい」
「人間も自然の一部なんだね」
こうした会話が自然に生まれたこと自体、この展覧会に行った価値だったと思います。
同じ展示を見ていても、年齢や立場によって受け取るものが違う。
それを共有できるのは、家族で行く博物館ならではの楽しさですね。
■まとめ:静かな余韻が残る展覧会
「大絶滅展」は、派手さだけで驚かせる展示ではありません。
見終わったあと、しばらく心の中に残り、
「人間は地球の歴史の中で、ほんの一瞬を生きている存在なのだ」
と、静かに考えさせてくれる展覧会でした。
もし、少しでも地球や生命の歴史に興味がある方、
あるいは、子どもと一緒に“考える時間”を持ちたい方がいれば、ぜひおすすめしたい展示です。
次に博物館を訪れるとき、展示物の見え方が、少し変わっているかもしれません。





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