ブルーカラーミリオネアという静かな反逆—学歴神話の外側で、お金と仕事を考えてみる

こんにちは。ミサゴパパです。

最近、「ブルーカラーミリオネア(Blue-Collar Millionaire)」という言葉を耳にしました。
正直、最初は少し違和感がありました。ブルーカラーとミリオネア。あまり結びつかない言葉の組み合わせだからです。

ブルーカラーミリオネアとは、建設業や製造業、修理・整備、運送業など、いわゆる“手に職”の仕事をしながら、資産1億円前後を築いた人たちを指す言葉だそうです。
特にアメリカで顕著に現れてきた現象として、ニュースやビジネス記事でも取り上げられています。

学歴神話の外側で起きていること

私たちは長い間、「いい大学に入り、いい会社に入る」ことが、成功への王道だと教えられてきました。
いわゆる学歴神話です。

もちろん、それが間違いだとは思いません。
ただ、ブルーカラーミリオネアという存在は、その“唯一の正解”だと思われてきたルートの外側にも、確かな成功があることを教えてくれます。

彼らの多くは、高学歴でも、華やかな肩書きがあるわけでもありません。
けれど、社会にとって欠かせない仕事を、長年コツコツと続け、技術を磨き、信頼を積み重ねてきた人たちです。

仕事は「何をするか」より「どう続けるか」

ブルーカラーミリオネアの話を読んでいて感じたのは、
彼らが特別な才能を持っていたというよりも、続け方がうまかったという点です。

・需要がなくならない仕事を選ぶ
・経験とともに単価を上げていく
・体力だけに頼らず、技術や管理にシフトする
・独立や事業化を視野に入れる

派手さはありませんが、とても現実的です。

「好きなことを仕事に」という言葉がもてはやされがちな時代ですが、
「続けられることを、ちゃんと仕事にする」
この考え方のほうが、案外、人生を安定させてくれるのかもしれません。

お金との向き合い方が、とても地味で健全

もう一つ印象的なのは、彼らのお金との付き合い方です。

ブルーカラーミリオネアと聞くと、豪邸や高級車を思い浮かべるかもしれませんが、実際はその逆。
生活は驚くほど質素なケースが多いと言われています。

稼いだお金を、
・見栄に使わない
・浪費しない
・きちんと貯め、投資し、守る

この姿勢は、日本人の感覚にもよく合う気がします。

日本でも「静かな富裕層」は増えていくのでは

アメリカほど劇的ではないにせよ、日本でも
・職人さん
・設備業で独立した人
・地方で堅実に働き、不動産や貯蓄を積み上げてきた人

こうした表には出てこないけれど、生活に余裕のある人たちは、すでに存在しています。

ブルーカラーミリオネアという言葉は、
「派手な成功」ではなく、
「生活を守り、家族を支え、老後に不安がない」
そんな成功の形にも、きちんと名前を与えてくれた言葉なのかもしれません。

正解は一つじゃない、という安心感

学歴がすべてでもない。
肩書きがすべてでもない。
そして、お金は“稼ぎ方”より“向き合い方”のほうが大事なのかもしれない。

ブルーカラーミリオネアという言葉を知って、
そんな当たり前のことを、あらためて考えさせられました。

人生の勝ち負けは、他人と比べるものではありません。
自分と家族が、今日も安心して眠れるかどうか。
それだけで、十分に「豊か」なのだと思います。

ここまでブルーカラーミリオネアという言葉を手がかりに、学歴神話や仕事観、お金との向き合い方について考えてきました。
最後にもう一つ、どうしても触れておきたいのが、「この話を、子ども世代にどう伝えるか」という点です。

「いい大学に行きなさい」と言い続けていいのか

親の立場になると、つい言ってしまいます。
「勉強して、いい大学に行った方がいいぞ」と。

それは、子どもを思うからこその言葉です。
私自身も、学歴が助けになった場面は少なからずありました。
だから、これを全否定するつもりはありません。

ただ、ブルーカラーミリオネアという存在を知った今、
「それだけが正解じゃない」
という一言も、添えてあげたい気がしています。

仕事は「座ってするか」「動いてするか」だけの違い

子どもたちにとって、仕事のイメージはどうしても偏りがちです。
スーツを着て、パソコンに向かって、会議をしている――
そんなホワイトカラーの姿が「ちゃんとした大人の仕事」に見える。

一方で、汗をかく仕事、汚れる仕事は、どこか「大変そう」「損そう」に映る。
でも実際は、社会を動かしているのは、そうした仕事の積み重ねです。

家が建つのも、電気がつくのも、水が出るのも、荷物が届くのも、
すべて誰かの「手に職」があるから。

この事実を、もっとフラットに伝えてあげたいと思います。

「安定」って、何だろう?

子どもに将来の話をするとき、必ず出てくるのが「安定」という言葉です。

でも、考えてみると、
会社が潰れないこと=安定
一生同じ仕事をすること=安定
とは、もはや言い切れない時代です。

ブルーカラーミリオネアたちが示しているのは、
「どこでも通用する技術や経験を持つことこそが、本当の安定」
という考え方です。

会社や肩書きにぶら下がるのではなく、
自分の腕で食べていける。
これは、子ども世代にとって、むしろ心強い選択肢なのではないでしょうか。

「好き」よりも「続けられる」を大切に

最近は、「好きなことを仕事に」という言葉もよく聞きます。
それ自体は、とても素敵です。

ただ、大人として一つ伝えるなら、
「好きかどうか」よりも、「続けられるかどうか」
も同じくらい大切だよ、ということ。

ブルーカラーミリオネアの多くは、
最初から夢や情熱があったわけではありません。
気づけば技術が身につき、信頼が積み重なり、
結果として、お金も後からついてきた。

この順番は、案外、現実的で健全だと思います。

親ができるのは、選択肢を狭めないこと

結局のところ、親にできることは限られています。
子どもの人生を代わりに生きることはできません。

だからせめて、
「この道しかない」
「それはダメだ」
と、選択肢を最初から狭めないこと。

ブルーカラーミリオネアという言葉は、
人生には、静かで堅実な成功ルートもちゃんと存在する
ということを教えてくれます。

そのことを、押しつけがましくなく、
「こういう生き方もあるらしいよ」
と、雑談の中で伝えられたら、それで十分なのかもしれません。

子どもたちが大人になる頃、
仕事の形は、今よりもっと多様になっているはずです。
そのときに、自分なりの物差しで選べるように。

親としてできるのは、
焦らせず、縛らず、現実をそっと見せること
ブルーカラーミリオネアの話は、そのための、ちょうどいい材料だと感じています。

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