『恋とか愛とかやさしさなら』が教えてくれる、信じることと愛することの難しさ

こんにちは。ミサゴパパです。今回は一穂ミチさんの『恋とか愛とかやさしさなら』についての感想です。

1. はじめに|一穂ミチさんの新作小説に触れて

一穂ミチさんの『恋とか愛とかやさしさなら』は、人間関係や恋愛の本質を描く青春小説です。本作を読んで感じた、信じること、許すこと、愛することの複雑さについて紹介します。


2. あらすじ|幸せと葛藤が交錯する物語

主人公、新夏(にいか)はフリーランスのカメラマンで、交際5年の恋人・啓久(ひらく)との関係も安定。東京駅でプロポーズを受け、幸せな未来を思い描きます。
しかし翌日、啓久が女子高校生を盗撮して逮捕されたという衝撃の事件が起こります。啓久は「出来心だった」と言い訳し、新夏にやり直しを求めますが、新夏の心には疑念と葛藤が芽生えます。

物語は二人だけでなく、周囲の人々や被害者、家族関係にも大きな影響を与えながら、「信じること」「許すこと」、そして「愛すること」の意味を丁寧に描き出します。


3. 登場人物の心情とテーマの深さ

新夏と啓久の葛藤は、誰もが経験する「人を信じる難しさ」に重なります。

  • 信じることの難しさ
  • 許すことの勇気
  • 愛することの責任

登場人物たちの心の揺れを通じて、一穂ミチさんは恋愛だけでなく、人間関係の本質や日常に潜む“やさしさ”の大切さも伝えています。


4. 読んで感じたこと|感想と気づき

読後には、温かくもほろ苦い余韻が残ります。愛することは決して簡単ではなく、信じることや許すことには勇気が必要だということを改めて感じました。
また、柔らかく繊細な文章が、登場人物の心情を深くえぐるため、まるで自分自身が物語の中にいるかのような没入感があります。


5. まとめ|愛の本質を考えさせられる一冊

『恋とか愛とかやさしさなら』は、恋愛小説としての楽しさはもちろん、人を信じることや愛することの難しさを深く考えさせてくれる作品です。
読むことで、少しだけ人にやさしくなれる気持ちが残る、そんな小説でした。

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