「ある閉ざされた雪の山荘で」東野圭吾

こんにちは。ミサゴパパです。今回は東野圭吾さんの「ある閉ざされた雪の山荘で」の感想です。

この作品は今週末より重岡大毅さん主演で映画が公開されます。

「ある閉ざされた雪の山荘で」は、劇団メンバーが集まる山荘での舞台稽古中に起こる連続殺人事件を描いたスリリングなミステリーです。久我和幸は劇団「水滸」のオーディションに合格し、山荘での稽古に参加します。しかし、参加者たちが次々と姿を消し、舞台の設定に沿った殺人が続きます。謎解きが進む中で、登場人物たちの過去や関係性が明らかになり、事件の真相が明らかにされます。物語は意外な展開と心理的な描写で読者を引き込み、舞台裏と表の狭間での心理戦が繰り広げられます。

この作品は閉ざされた環境での緊迫感や登場人物の心の葛藤を巧みに表現しています。登場人物の演劇関係者という背景が、真実と演技の狭間で読者を翻弄し、読者を物語に引き込みます。特に、麻倉雅美の心境の変化や「殺人」の芝居を通じたカタルシスの描写は印象的でした。物語全体を通して緊張感があり、終盤の意外な展開は読者を驚かせます。全体として、読者を舞台の中に引き込む緻密なプロットとキャラクターの心理描写が秀逸で、ミステリー好きにはおすすめの一冊です。

映像化が難しい言われていたこの作品ですが、映画はどんな脚本になっているんでしょうね。

映画も楽しみです。

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』|2024年1月12日(金)公開
事件(ルビ:オーディション)が、始まる。重岡大毅(ジャニーズWEST)主演。累計1億部突破の東野圭吾が仕掛ける、サスペンス・エンターテインメント!

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